先日導入したステム一体型エアロカーボンハンドル「Vision Metron 5D ACR」にはライト等が取り付けられず、”拡張性問題”がありました。今回はそれを解決したお話。
Vision Metron 5D ACR
過去数回に分けてレビューしたステム一体型カーボンハンドルこと「Vision Metron 5D ACR」。概ねその性能には満足していますが、唯一の欠点と言えば”拡張性問題”です。
エアロハンドル故の独特な形状の為に、ライト・ベル・アクションカム等が取り付けられませんでした。今回は純正のサイコンマウントにあの手この手でライトとベルを取り付けます。
純正仕様のおさらい
まずは純正仕様のおさらい。写真の様に、基本的にはサイコンしか付ける事が出来ません。(使用サイコンはWahooのELEMENT BOLT)
ハンドル付属品は写真の通り。マウントアダプター(台座)をマウント本体にネジ止めする。(ちなみにマウント単体の販売もあります)
しかしながら「別の用途に使ってください!」と言わんばかりに、使えそうな穴が開いています。今回はこの穴を活用。
必要なモノ
カメラマウント
まずは、GoPro等アクションカムを取り付けるための、いわゆるカメラマウントを本体に取り付けます。
Amazonで丁度良いのを見つけました。お値段1000円ほど
類似品は探せばあるのでお好きなものを。ただし、取り付け穴と穴の間が2cmである事が条件となります。
ライトマウント
次はライトマウント。こちらはサイクリスト御用達”REC-MOUNT”のライトアダプター「GP-LEZ4」です。お値段2000円
写真はLEZYNE製のライト用です。
レックマウントのものでなくとも、「自分が持っているライトに対応している+カメラマウントが備わっている」マウントを用意できれば良いでしょう。手っ取り早いのはREC-MOUNTですかね・・・
これは余談ですが、昔はMetron 5D ACR用のマウントがREC-MOUNTから発売されていたのですが、自分がこのハンドルを導入したタイミングで購入不可に。理由は謎ですが2022年現在も販売休止中です。(レックマウントさん!再販してください(´;ω;`))
ベル
皆さんはベル付けてます?もちろん法律的に付けないとダメですが。
ブルべなどのイベント参加には必須ですよね。かと言ってハンドルの上に鎮座するベルも見た目がカッコよくないので。今回はそれも解決。
ベルもREC-MOUNTのものをチョイス。色んなバリエーションがあって本当に助かる。
使用するのは「Bell-M5」です。お値段2000円
取り付け
カメラマウント
先ほど紹介したカメラマントをマウント本体のリア側に付けます。
サイコンマウント
カメラマウントを付けたら、上から被せるようにサイコンマウントを固定します。
ライトマント
ライトマントとライト本体を合体(ちなみに使用ライトはLEZYNE 500XL)
ライトを取り付ける前にちょっと待って!ベルを忘れずに。
ベル
完成
いかがでしょう。
匠の技(?)によって、サイコンしか付かなかった純正マウントが拡張性あふれるマウントに大変身。ライトは勿論のこと、ベルまでスタイリッシュに取り付ける事ができました。
見違えるほどの満足感と安心感。デイライトの認識が広まった今、これでライトを付けながら快適ライドが楽しめます!!
まとめ
いかがでしょうか。
純正マウントにライトとベルを取り付けてみました。カメラマウントが備わった事で、拡張性が広がりました。写真の様なライト単体のマウントではなくさらに二つに分岐させる(両肩タイプ)マウントを付ければ、ライト2本やライト+アクションカムといった装備も楽しめそうです。
今の所不満や問題は無く使っていますが、Metron 5D ACR用のサードパーティー製マウントが増えてほしい所です。(日々チェックはしているので、見つけたらレビューします!)