Yamakohの備忘録

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コンパクトで高コスパなハイレゾプレイヤー HiBy R3 レビュー

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4年間使ったウォークマンがお釈迦になり、ウォークマン以外のイケてる小さいDAPはないかなと探していた今日この頃。いましたよ、いい感じの中華DAPが。

そんなわけで、HiBy R3をレビューします。

HiBy R3

"HiBy"聞いたことがないメーカーですね。

HiByは中国東莞(ドンガン)に本拠を置くポータブルオーディオブランド。

日本への導入は2018年にDAP「HiBy R6」「HiBy R3」が販売開始されたのが最初で、デジタルオーディオプレーヤー、イヤホン、DACなどの研究、開発、販売で10年以上の実績を持ち、関連する特許も多数所有しているメーカーだそうです。

HiBy R3は"中華"のイメージを覆す高級感ある質感と、高機能、好コスパで一躍話題になっているところを見かけて、ひそかに狙っていました。

開封

開封していきます。

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HiBy R3とご対面

パッケージは非常に高級感漂います。(ほんとにコレ中華か?笑

カラーはBlack,Gray,Redの3種類。迷いましたが珍しいRedをチョイスしました。

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付属品

付属品は、取扱説明書 USBTypeCケーブル ケース 保護フィルム×2と無駄に多いハイレゾロゴステッカー。ケースと保護フィルムは嬉しいですね。Amazonで注文しようと思いましたが、なんやかんやで4か月使ってます(笑

本体を見ていこう

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正面と背面

正面、背面共にラウンドエッジ加工がされています。サイズが合っていないのか、付属の保護フィルムを貼ったら縁が浮いてしまいました(汗

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側面 左側は音量ボタン、右側は電源ボタン・再生ボタン・ステータスLED

ボタンの押し心地や、レスポンスは悪くないです。電源ボタンと巻き戻しボタンの間にステータスLEDが埋め込まれています。

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上部には3.5mmジャックと、2.5mmバランス接続端子があります。

高級なDAPは底部にイヤホンジャックが付いている印象ですが、R3は上部です。底部には充電・データ転送用のUSB TypeCとMicroSDスロットがあります。

使ってみて…

画面が綺麗!

まず起動して一番最初に感じたのは、画面のキレイさでしょうか。いや、他のDAPと大差ないと思いますが、正面に物理ボタンなどが無く画面占有率が高いからか大きく見えます。

HiBy R3 再生画面

再生画面

操作間(UI)が良い!

お次に操作感が非常に良いです。画面左縁から右へスワイプするとメニューが表示されます。下から上へスワイプするとiPhoneの様に画面の明るさや音量調節画面が表示されます(非常に便利)。タッチ感度も不満なく、ストレスを感じる事はありません。

HiBy R3 メニュー画面
HiBy R3 メニュー画面
メニュー画面とコントロールセンター

イコライザが豊富

購入する決め手となった点として、イコライザの豊富さにあります。たとえ自分が求める音種じゃなかったとしても、イコライザをいじれば何とかなってしまいます(笑

HiBy R3 イコライザ
HiBy R3 イコライザ
豊富な調整項目

気になる「音」に関しては、感じ方には個人差がありますし一概にはいえませんが、様々なレビューに多く書かれていた通り、非常にクリア味付けが無い音です。いわゆるモニター向けといった感じ。物足りなければ、イコライザで調整すると味付けできます。高温が求められる女性ボーカルから、中低温のロックまで、幅広くイケそうです。

ワイヤレスイヤホンも問題なし

最近Bluetoothイヤホンを外出時に使う機会が増えましたが、この辺りもデバイス検索や、ペアリング、接続性も問題ないです(私が使っていたウォークマンNW-A20は途切れまくってた)。R3はズボンのポケットや方掛けのバッグに入れても大丈夫でした!

ここが良いよ!

  • コンパクト
  • 好コスパで高機能
  • TypeC

R3の良さと言ったら、やはりコンパクトにつきます。胸ポケットにスッポリ入るアルミニウム合金製の高級感ある本体は、小さな相棒のよう。

私が購入した時はヨドバシ.comで25,200円と値段に関しても申し分ないです。3.5mmイヤホンジャックに加え、2.5mmのバランス接続にも対応しているので将来的にバランス接続を楽しんでみたいと思います。microSDも2TBまで対応しています。

また1600mAhの大容量バッテリーで、11時間の再生時間と60日間以上のスタンバイに対応・Bluetooth 4.1、apt-Xを搭載など価格相応以上のスペックではないかと。詳しいスペック

個人的には何といってもTypeCです。ウォークマンは独自規格だし、ほかの有名どころのDAPもだいたいmicroUSBなんですよね…スマホやタブレット、PCが続々とTypeCを搭載している中、DAPは一歩遅れている感がありましたが、R3はTypeCです!(嬉しい)使うケーブルを一本に統一できるもんね。

ここがイマイチ

  • 内部ストレージが無い
  • 音楽管理ソフトをどうするか

イマイチなポイントとして、内部ストレージが無いことですね。つまりMicroSDを別途用意しなければならない。オーディオファンの方は何てことない条件だと思いますが、全く初めてって方には躊躇いポイントかも。

もう一つのイマイチポイントは、音楽管理を何で行うかです。私はウォークマンで使っていたSonyのMusicCenterを使っていますが、なぜかプレイリストをインポートできないんですよね…R3本体でプレイリストを作るしかないのです。この辺りもその内HiByが管理ソフトをリリースしてくれる事に期待したいですね。

まとめ 

簡単にですが、HiBy R3をレビューしました。正直2万円台でここまでやってくれるとは、さすがはオーディオ界隈で話題になる程の製品ですね。個人的にはウォークマン以外でそこそこの性能で、小さくて、TypeCで、タッチ操作なDAPを探していたのでドンピシャでした。

懸念していたUIなど、操作面もアップデートを重ねるごとにブラッシュアップされ(最初から特に不満はないけど)、HiByというメーカーのやる気も、定期的なアップデートの提供により感じる事が出来ます。

今までスマホで音楽聴いていたけど、そろそろDAPにもチャレンジしてみたい!という方にも入門機としてベストな端末ではないでしょうか。おすすめですよ…