Yamakohの備忘録

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【2021年小型DAPの決定版】Hiby R2を一か月使ってみた・レビュー

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中華DAPメーカーとして人気があるHibyから現行最小モデルのR2が発売され、一か月間使ってみたのでレビューします。

Hiby R2

Hiby R2は、Hibyが発売している現行モデルの最小型であるR3Proよりもさらに小さいDAPです。そういえば、当ブログの初期にR3をレビューしていました。つまり、2年使って買い替えという事です。

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R3から後継のR3Proに買い替えを検討していましたが、さらに小型なR2が発売されたのでそちらを購入しました。簡単なスペックは下記の通りです。

サイズ H61×W61×D12 mm
重量 85g
ディスプレイサイズ 480×360
バッテリー容量 1000mAh
連続再生時間 15時間(スタンバイ20日)
ストレージ MicroSD 最大2TB・2万曲まで
USB Type-C 2.0
Bluetooth Bluetooth 5.0

開封

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それでは開封していきましょう。外箱はこんな感じ。

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本体とご対面!

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付属品

付属品は説明書とHibyの認定証、プラスチックのハードケースと、USB AtoCケーブルです。ケースが付属している所がいかにも中華っぽいですね。

本体

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縦61×横61mmの正方形ボディ
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左側には音量ボタンで右側は再生ボタン。
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底面にはUSB-Cポート・3.5mmイヤホンジャック・MicroSDスロット

本体の上部は電源ボタンと、録音マイクが備わっています。まぁ使わないですね(笑

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背面はHibyとハイレゾのロゴ

背面・ディスプレイ共に保護フィルムが最初から貼られていました。

R2用にカスタマイズされたHiby OS

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小型のDAPという事で操作性がどれ程のものなのか。DAP界隈では比較的評価の高い「Hiby OS」はHIDIZSやCayinなど他社製品にもライセンスされていて、自分もR3を購入した決め手の1つにこのOSの操作性の良さがありました。

ホーム画面

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これがホーム画面です。この状態で下から上にスワイプすると全てのメニューが表示されます。上から下にスワイプすればスマホで言うコントロールセンターの様なものが表示されます。

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既にこの時点で、従来のHiby OSとは作りが異なります。R3等を使った事のある方は分かるかと思いますが、従来は左からスワイプで全てのメニューが表示される形式でした。しかしR2の画面の小ささ故に下からスワイプ&アイコン表示になっています。

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カラーのカスタムが可能

ミュージック画面

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一通りの項目にはアクセスできる

続いてミュージック画面はどうだろうか。DAPなる物、ここが一番の肝ですよね。ホーム画面から”ミュージック”のアイコンをタップすると上の画像になります。

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曲の一覧はジャケットの表示はされない。

ちなみにアーティストを表す”歌い手”のアイコンをタップすると、1発目は左の画像の様にテキストだけの一覧が表示され、さらにアーティストをタップすると右の画像の様にジャケット表示のアルバム一覧が表示されます。

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 他にも、お気に入り・最近(再生履歴の事)・プレイリスト・最近追加(した曲)など最低限の機能は備わっています。アーティスト・アルバム・楽曲の検索もできますよ。

イコライザー 

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イコライザー機能もしっかりと備わっています。ジャンル別のプリセットから選ぶことも、右の画像の様にカスタマイズも可能です。

MSEBも健在!

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MSEBの画面

イコライザーに加え、Hiby OSが誇る”MSEB”がR2にもありました。MSEBはサウンドキャラクターを自由自在に操れる機能で、正直コレさえあれば”何とかなる”ほど素晴らしい機能だと個人的には思っています。(ぜひ量販店などで試してみて)

音質

数十万するDAPがある中で、このR2は14,000円ほど。さすがに超ハイエンドな音質をコレに求める人はいないと思うし、イヤホンとの相性もあるので一概には言えないですが、スマホで聞くより明らかに良い音を鳴らしてくれます。

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イヤホンはQDCのNeptune

有線で聞く時は、一時期オーディオ界隈で超絶人気を誇ったQDCのNeptuneを使っています。DAPよりもイヤホンの方が値段が高い・・・

聞いた感じは、非常にニュートラルな印象です。ドンシャリ傾向を好む方は、物足りない感があるかもしれません。女性ボーカルや高音が非常に透き通って聞こえました。正直、この辺りは前述の”MSEB”で何とでもなります(笑

Bluetooth

むかしは有線にこだわって、よく秋葉原のeイヤホンで手の届く4,5万円台から買いもしない20万クラスのイヤホンまでいろいろ試していましたが、最近はすっかりBluetoothイヤホンになってしまいました。

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使うのはSONYのWF-1000XM3です。(今年には後継機が出そうですね)

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Bluetoothのペアリング・接続は非常にスムーズでした。SBCからLDACまで接続方式も選択できます。

Bluetoothの接続強度

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Bluetoothイヤホンを使うと気になる事が一つ。接続の途切れにくさです。人混みや駅のホームなどで”プツプツ”と切れたり、片耳だけ接続が切れたり、、嫌ですよね。

試しに、人出が戻りつつある土曜日の夕方は二子玉川駅を歩いてみました。写真は二子玉川ライズから改札を挟んで高島屋方面へ行けるメイン通路です。それなりの人混みでしたが途切れませんでした

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続いて電車の中。これがダメだった・・・

写真の様に空いていると大丈夫ですが、混雑しているとかなり途切れます。人混みは大丈夫だけど車内の混雑はダメ。密閉空間&電車から電磁波とか出てるんですかね。

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ちなみに、新幹線は大丈夫でした。品川から新大阪まで乗りましたが一度も切れなかったと思います。駅のホームもおおよそ問題はありませんでした。

その他

その他ロック画面やオプション画面など載せておきます。参考までに

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再生画面とロック画面

アルバムの全画面表示は今の所、ロック画面でしか表示されません。

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オプション画面

再生画面からオプションを表示させたところ。特に不満はありません。

ここがダメ

ボタンが安っぽい

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開封して一番最初に触った瞬間に思った事。本体の仕上げは綺麗なのに、このボタンが触ると”カチャカチャ”と若干遊びがある感じで安っぽい印象を受けました。

検索はやりにくい

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あまり使わないかもしれませんが、検索はやりにくいの一言。検索で使わなくとも、プレイリストの名前を入力する時にこのシステムキーボードを使うのでイマイチです。あと日本語は打てません。

保護フィルムとSDスロット

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まず最初から貼られている保護フィルムは、お世辞にも良いモノとは言えません。傷から守れるだけで、指紋が付きまくり&指の滑りが最悪です。

これはR3もそうでしたが、MicroSDスロットはむき出しなので何かの拍子に抜けないか心配です。

Bluetoothの強度

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前項で記した通り、Bluetoothの接続強度は完ぺきではありません。混雑した車内は特に最悪でストレスフルでした。しかもR2本体はケツポケットや鞄の中等ではなく、シャツの胸ポケットに入れていました。イヤホンとの物理的距離が近いにも関わらず途切れました。

ここが良い!

とにかく小さい

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やはりこの大きさは最大のメリットです。”軽く・小さく・標準的な機能”であることは間違いないので、小さいDAPを探している方にはおススメです。

MSEB

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やはり”MSEB”これがあれば何とかなります(神)

アップデートに期待

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特に大きな不満は無いですが、UIの最適化や新機能、稀に起こるモッサリ感の解消に期待したいところ。2021年4月5日時点ではまだアップデートは来ていません。

Hibyはアップデートはそこそこやってくれるので気長に待ちます。

まとめ

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Hiby R2は2021年の小型DAPの最適解であることは間違いないと思います。圧倒的コスパとHibyブランドの安心感は買って損はしないでしょう。あまり触れませんでしたが、バッテリーの持ちも公式のスペック通りでした。あとはアップデート次第ですかね(Bluetoothは改善されないかなぁ)。

基本的な事しか確認していませんが参考になれば何よりです。

 

 

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