「パンク対策装備は持っていきたい!!」でも「かさ張りたくない・重いのは嫌だ」100km前後のライドでは正直パンク装備を持って行くか迷います。”お守り程度”をテーマに超最低限の装備を考えてみました。
条件
最低限のパンク対策装備を考えるにあたり下記を条件としました。
- 100km前後のライド
- ツール缶は使用しない
- なるべく小さく・軽く(大きいサドルバッグは論外)
こんな感じでしょうか。今回は100km前後という微妙な距離を走る場合を想定しました。100km以上ガッツリ走るのであれば、割り切って”ちゃんとした”装備で臨みますが、セミロングライド位の距離であれば身軽で行きたいものです。
ツール缶は持たず大きいサドルバックも無しという事は、もうコンパクトなサドルバッグを見つけ、中身を工夫するしかありません。
小さいサドルバッグ
見つけました。TOPEAKの「トライバックアップ チューブバッグ」です。その名の通り、タイヤチューブを入れるためのバッグとなります。お値段、Amazonで2,060円でした。
こちらのサドルバッグ(正確にはチューブバッグ)を選んだ理由は、小ささもそうですが、非常に細くできています。つまりマチが4.4cmと細く、前後から見た時にシートチューブから大きくはみ出る事が無いのです。要は見た目を重視しました(笑) 横は6.8cm、高さは12.2cmです。
付属品はバッグ本体とシートチューブに付けるためのストラップです。バッグ上部から下に伸びているグレーのベルトをサドルレールに通して取り付けます。
装備はどうするか
パッチ
サドルバッグがこの大きさですので、タイヤは勿論入りません。チューブを入れたら他の装備が入りません。なので必然的に、タイヤとタイヤチューブは装備から外れます(笑
正直、タイヤ本体はバーストでもしない限り、仮にパンクしてもその穴の大きさはたかが知れています。つまり必ずリペアしたいのはチューブです。でも、チューブ自体は持って行きません。じゃあどうするか、それは「パッチで耐える」です。
こちらは街中の自転車屋さんでも扱っているレベルの製品ですね。見たことある方も多いでしょう。パナレーサーの「イージーパッチ」です。お値段400円ほど
メリット
- あらゆる素材のチューブに対応している(ブチル/ラテックス/ウレタン等)
- 恒久修理仕様なので正しく修理すれば使い続ける事ができる
- 高空気圧(700kPa)まで耐える事ができる
上記の通り、どのチューブでも使えて・修理個所は再びパンクするまで使える恒久修理仕様で・700kPa(約101psi/7bar)まで耐えられます。これでチューブの修理は大丈夫そうです。
空気入れはCo2ボンベを
パッチで応急処置をしたら、空気を入れなければなりません。
昨今コンパクトな空気入れも発売されていますが、空気を入れるために何十回もシュコシュコやるのは地獄ですし余計な体力を消費してしまいます。
私はTNIのCo2ボンベを常備しています。ボンベ1本で約7~8bar入ります。
メリット
- 空気入れよりコンパクト
- バルブを調節することでゆっくり入れられる(若干の微調整可)
このボンベを2本持って行きましょう。1本は失敗した際の予備で。
マルチツール(タイヤレバー付き)
これでパッチ・Co2ボンベと、パンクからのリペアまでは可能になりました。あとはマルチツールを忍ばせたいところです。できればタイヤレバー付きの物を。タイヤによってはレバーなしでは外すのが難しいモノもありますからね。
またまたTOPEAKのマルチツール ミニ9プロを私は使用しています。
メリット
- 六角レンチ(2,2.5,3,4,5mm)、トルクスレンチ(T25)、 (+)ドライバー
- タイヤレバー×2本(ツール本体に1本とツール内に格納の1本)
ツールは必要最低限という感じですが、タイヤレバーが2本備わっています。お値段1600円ほど。
写真の様に、ツール裏側のフタを180度開くと本体が一本のタイヤレバーに、その中に格納されていたのがもう一本のレバーになります。
装備は揃いました。あとはサドルバッグに入れていきます。(パッチはケースから出しました)
収納
綺麗に入りました。まだ若干の余裕があります。工夫すればもう一本Co2ボンベを入れられそうです。
余ったスペースにはアミノ酸を入れました(笑
取り付けてみた
いかがでしょうか。私の愛車Reactoちゃんはエアロロードなので、シートチューブも細身なわけですが見た目も損なず、エアロ性能も損なわず(?)悪くないと思いました。
サイドから。通常、サドルバッグは取り付けると見た目がボテっとしますが、小ささにこだわった事もありだいぶスマートに見えますね。
自己流の超最低限パンク対策装備ですが、いかがでしょうか。個人的には100km前後のライドってかなり楽しくて好きなんですが、荷物はなるべく減らしたい気持ちがあります。特に夏場はドリンクを2本持つ場合が多いので、”ツール缶をどうするか問題”がありました。
今回の方法でしばらく走ってみたいと思います。(まぁパンクするまで使う事は無いケド
参考になれば幸いです。