過去7回の日本GP観戦歴がある主が初めてHISのツアーを使った結果、快適すぎて元の観戦スタイルには戻れなくなるほど素晴らしかったのでレポします。
HIS F1日本GP観戦ツアー
F1ファンの皆さんこんにちは。
皆さんは日本GP観戦の際はどの様なスタイルでしょうか。自分は2023年のF1日本グランプリで初めてHISのツアーを使って観戦に行きました。これが非常に良かったのです。
きっかけは毎年観戦を共にしているF1仲間からの”ツアーってどうなんだろうね?”という言葉でした。日本GP観戦ツアーは複数の旅行会社から企画されており、有名どころはHIS・JTB・東武トップツアーズ など。今回チョイスしたHISは日本GP以外に海外観戦パッケージも用意されており、3社の中で一番力が入っていると思われます。
パッケージ内容
日本GP観戦ツアーは大きく分けて2種類のパッケージが用意されており、名古屋駅周辺のホテルに宿泊するor栄・伏見駅周辺のホテルに宿泊するパターン。若干名古屋駅の方が高いですが、先に予約で埋まっていたのは名古屋でした。
名古屋、栄・伏見共に4つのプランから希望のホテルを選ぶ形式(ホテルのラインナップは共通)で、一番安いのは基本プランのツインルームで今回はこちらをチョイス。本当は名古屋が良かったのですが、当時よく見ず予約した結果、栄・伏見を予約していました(汗
基本プランは金・土の二泊三日で、金曜日フリー走行後の直通バスはオプション(6,000円)です。なお、観戦チケットは各自で手配する必要あり。
グランプリの一か月くらい前にHISからペラペラのしおりが届きました。本当に簡単なしおりです(笑
従来の観戦スタイル
一番多いパターンだと思いますが、金曜朝に名古屋入り⇒近鉄で白子⇒白子から三重交通バスで鈴鹿入り⇒観戦後は同様の手段で名古屋に戻り宿泊というのが毎年のお決まりでした。
金曜のフリー走行から見る派の自分としては、土曜、日曜と疲労が溜まってくるワケで・・・特に帰りのバス待ちが結構しんどい。2022年の決勝レース後は、バスに乗り込むまでに雨の中二時間半待ちました。白子駅に着いてもそこから近鉄で名古屋まで一時間かかるし(しかも満員電車)。
そんでもって前々から気になっていたのがツアーという存在。否、ツアーというより鈴鹿~名古屋の直通バスの存在でした。
直通バスへの憧れ
毎年、各セッション後の帰り路で必ず見る光景。この列をもう少し進んで右手にバス待機列が形成される広場がありますが、その分岐点にある「鈴鹿-名古屋直通バス」の看板。早朝から楽しみまくって疲労困憊、働かない脳ミソで直通バス良いな~と毎年思っていたのですが、実態はツアーバスの乗り場でした。※三重交通が運営する直通バス(サーキットEXPRESS)の乗り場でもあります
ツアーレポート
金曜日
オプションで用意されている金曜日の直通バスは付けなかったので、この日だけは名古屋から近鉄で白子まで。土日に比べれば若干人は少ないし、せっかく来たので近鉄に乗って旅情を、そして三重交通バスの全力ピストン輸送を味あわないとね!
積極的に走りこむ角田選手。さてここは何コーナーでしょう??
フリー走行後、三重交通バスと近鉄で名古屋に戻りツアーで予約したホテル「変なホテルエクスプレス名古屋」に到着。前々から気になっていたホテルでしたが、名前の由来は”変わり続けることを約束するホテル”だそうです。感想は普通のビジネスホテルですが部屋が広く清潔感がありとても良かったです。
土曜日
いよいよ憧れだったサーキットまでの直通バスに乗り込みます。朝は6時55分までにバスに乗車します。乗り込む前に予約した代表者の名前を伝えて乗車、席は決まっていました。バス会社、ドライバー、搭乗員は3日間通して同じ方が担当されていました。
バスはいわゆる一般的な観光バスでトイレはありません。ワンチャン、F1のテーマ曲でもかけているのでは、と思いましたが特に変わったことはなく(笑)。バスは全席満員で、外国の方も2組いました。
バスの中の雰囲気も特筆すべき事は無く「昨日のフリー走行はどうだった」とか「角田の契約更新はどうなんだ」などF1トークに花を咲かせていました。添乗員さんの自己紹介の後に拍手が起きたくらい。平和な車内でとても良かったです。
バスはすぐに高速に乗り鈴鹿ICを目指します。途中工事渋滞があったものの、概ね順調に走行。
8時半頃にサーキット到着。三重交通バスが発着する広場隣のP9駐車場がツアーバスの待機場所になります。7時出発~8時半到着なので所要時間は1時間半ですね。
角田選手のアルファタウリ残留がこの日の午前中発表されました!おめでたいのでFERRARIスパークリングワインで乾杯~~
気になる帰りのバス出発時間
ツアーで気になるのは帰りのバスの出発時間です。セッション後、トークショーを見たりグッズを買う時間、はたまたビールで一杯やる時間はあるのか?答えは、あります。
- 土曜日 20:00集合(順延した場合はセッション終了後1時間後に出発
- 日曜日 18:00集合(順延した場合はレース終了後1時間後に出発
上記がしおりに記載、および添乗員さんから当日アナウンスがありました。結論から言うと、十分時間があります。特に土曜日はグランドスタンドで前夜祭(16:50~18:50)があるため時間が気になるところですが、まったくもって余裕ですね。友人とハイネケン飲みながらベッテルのトークショーを見ていました。
通常であれば三重交通バスの行列に並ぶわけですが、ツアーであれば行列を横目にバスに乗るだけ。あとは寝て起きればホテルに到着しているのです。
帰りは渋滞もあり20時出発21時50分到着でした。どうもサーキットから高速のICまでで渋滞していたようで、下道はどうしても混むみたいですね。
日曜日
日曜日も朝6時55分にバス集合。この日も1時間半ほどでサーキットに到着。バスに乗って寝れる時間があるので非常にありがたい。
決勝は晴天に恵まれ(暑すぎた)いいレースでしたね。角田選手は惜しくも入賞とはなりませんでしたが、F1を生で観れる幸せを再度実感しました。色々な噂がありますが鈴鹿での開催が続くことを願います。
2024/2/3 追記
鈴鹿での開催が2029年まで契約延長されましたね!
BREAKING: The Japanese Grand Prix remains on the calendar until 2029! 🇯🇵🙌#F1 #JapaneseGP @suzuka_event pic.twitter.com/GPxJs7BJul
— Formula 1 (@F1) 2024年2月2日
3日間の観戦で疲れ切った身体に待っているのは名古屋までの直通バスというありがたさ。2023年は21万人を動員したそうで、例年よりも人で溢れかえっていた鈴鹿サーキットですが、そんな混雑もなんのその。我々には直通バスがあるのです。
流石に決勝帰りのバスはシーンとしていました。皆さんお疲れのご様子。私も撮りためた写真を整理しているうちに眠ってしまいました。
18時出発で20時前に名古屋に着きました。この日もサーキットから高速までの下道と、高速に乗ってからも多少の渋滞がありました。
最後に添乗員さんから来年のツアーの案内と簡単な挨拶がありました。バス内は割れんばかりの拍手が起こりました(笑)この時点でリピート確定でした。
コスパはどうなのか?
ホテルからサーキットまでの直通バスが本ツアー最大の魅力なわけですが、今までの観戦スタイルと比較してコスパはどうなのか?
従来
- 近鉄名古屋~白子(特急) 往復3,840円×3日間=11,520円
- 三重交通バス 往復1,600円×3日間=4,800円
- ホテル 2泊3日20,000円
合計36,320円
ツアー
- 金曜日の交通費(近鉄+三重交通バス)=5,440円
- ツアー料金=42,000円
合計47,440円
差額11,120円となります。この1万円ちょっとで土日の快適さを買うかどうかというところ。私は"買い"だと思いました。やはり余裕があると気持ちも全然違ってきますね。”120%フルに楽しむぞ!”という活力が湧いてくる、そんなイメージです。
まとめ
初めてのツアーでしたがこれは大正解でした。F1仲間全員が「これはアリだね」と口をそろえて言うほどに。毎年バスと近鉄で消耗している・・・という方には全力でおススメしたいパッケージです。
2024年もHISのF1ツアーで日本グランプリに参戦するので、その際はまたブログに書きたいと思います。