「一本くらい高い腕時計を持っていた方が良い」そんなよくある言葉のせいにして、タグ・ホイヤーのモナコ ガルフエディションを買ってしまいました。
TAG Heuer Monaco Gulf Edition
2017年にアメリカ国内限定で発売されたものの、あまりの人気ぶりから翌年全世界で販売されるようになったモデルだそう。映画「栄光のル・マン」に登場するポルシェ「ガルフ917K」をその愛車をイメージして作られたとか。
現行のモナコシリーズの中でもひと際目を引くガルフエディション。タグホイヤーのページを見ると「スペシャルエディション」と書かれています。限定なのかなと思い、聞いたところ限定品ではないそうで今も製造しているみたいです。
スペック
- 素材:ステンレススチール
- 防水性:100m
- ムーブメント:Calibre 11(自動巻き)
- パワーリザーブ:40h
- ケースサイズ:39mm
買った理由
- いつかはお高い腕時計を・・・と思っていた
- スクエア型で珍しい
- モータースポーツファンとして一目惚れだった
こんな感じでしょうかね(笑 冬のボーナスで買ってしまいました
開封
中野ブロードウェイにあるジャックロードで買いました。あそこは数百万する時計がその辺に沢山ディスプレイされているので笑ってしまいます。
証明書


専用サイトでシリアルナンバーを入力すると時計の画像と共に情報が表示されました。
正面から
いやぁ。。。カッコいい。ケースの重厚感がたまりません。
リューズは左側についています。(これは評価が分かれるところ)腕に付けたまま時刻合わせは難しいです。右側にはスタート・ストップ/リセットボタンがあります。
長針と短針、0時から11時までの各部分に蓄光素材が埋め込まれています。
サイド


リューズにはHEUERのロゴが刻まれています。2つのボタンの感触は、押し込んで最後に「カチっ」となる感じ。
ストラップ


ストラップはレザーです。
オレンジのステッチがまた良いですね。内側はその内汗とかで黒ずんできちゃうかな・・・交換はできるみたい
写真はストラップを調節する前のもの。開封直後はこの状態です。
ストラップの調整


では実際にストラップの調整(腕に装着できる状態)にしていきます。
先ほどの”HEUER”の刻印がされていた留め具の裏側から、ストラップを通していきます。


ストラップを通したら、そのまま金具を倒して締めるだけです。
時計の心臓部「キャリバー11」ムーブメント
ムーブメントは「キャリバー11」を搭載。自動巻きで、日付早送り機能が備わっています。パワーリザーブは40時間、つまりゼンマイ(リューズ)を巻き上げてから放置して時計が止まるまでの駆動時間が40時間という事です。なので、時計を全く動かさなければ1日と16時間で止まります。
ただ、このキャリバー11には「マイクロローター」が備わっています。⇧の写真の"HEUER"と記されている部分の半月状の板がクルクルと回り、これが回ることで巻き上げが行われます。
歩く時や腕が動く際にローターが回ってくれるので、毎日腕時計を装着し適度な腕振りを行っていれば2日以上、ないしはそれ以上動いてくれます。(土日のお休みを挟むと月曜の朝は止まっていますね)
自動巻きってどうなの??
自動巻き(いわゆるゼンマイ式)の時計の使用感について。
正直な話、装着する度に日付と時刻を調節する必要があるので、その”行為”が「無理!面倒くさ過ぎ!」と直感的に思った方にはおススメしません。
電池を用いない純粋な機械仕掛けの時計に対し、それを持つ事により”所有欲”が満たされ、ゼンマイを巻き上げる”行為”を納得できる人ならばおススメできます。
日付と時刻の調整



リューズを一段引っ張って回すと日付が変わります。先送りしかできないので、11日→12日にはできますが、12日→11日は出来ません。
さらにもう一段引っ張って回すと時刻を調整できます。
装着感
気になる装着感について。本体の重さは126gmでケース部分が重たくストラップは軽い”頭でっかち”タイプ。ただ、装着してバランスが悪いとは感じません。普段愛用している、EDIFICEが142gmなので幾分軽く感じます。
手首が細くても大丈夫か
自分の場合、なぜか手首が女性並みに細く14cmしかありません(男性平均だと16~20cm)。ただ、先述の通りストラップの調整はできますし手首が細くても問題はありませんでした。
まとめ
ざっと各部位を見てきましたがいかがでしょうか。
特徴的なスクエア形状、そして平面部分と面取り部分の仕上げ方が異なっており、見る角度によって印象が変わるのも面白いです。シースルーでムーブメントを眺められ、自動巻き時計の所有欲を満たしてくれます。
フォーマル、カジュアルどちらにもマッチするので、このモナコを着けて出かけるのがとても楽しくなる一本です。