ディスクブレーキロードバイクのメンテナンスに必要な6つの機能を一つにまとめた神ツール、「NOGUCHI BIKE TOOL 「NTL-5」をレビューします。
NOGUCHI BIKE TOOL 「NTL-5」
SNSのロードバイク界隈で話題となったマルチツール「NOGUCHI NTL-5」をレビューします。
NOGUCHI BIKE TOOL 「NTL-5」は野口商会から販売されているメンテナンスツールです。タイトルの通り、ディスクブレーキユーザーに必要な機能がこれ一本で6個備わっています。その便利さからTwitterで話題なっており今回購入しました。
お値段は3500円ほど。ネットは勿論、店頭でもよく見かけるので入手性は悪くないですね。
ひとつで6役
ロックリング外し(外セレーション)
まずはディスクローターのロックリング外しです(締めることもできます)。
ツールとロックリングの噛み合いもバッチリで十分整備に使えそうでした。
ただし、内セレーションタイプのホイールには使用できない点と、グリップ部分に厚みが無いので締める時にトルクが掛けにくいのがマイナスポイントでした。
ローター消耗チェック
こちらはローター消耗チェックです。
SHIMANO、HOPE、SRAM、MAGURAと4メーカーのローターに対応しています。日頃からあまり意識して測ることが無い(そもそも厚みを測るツールを持っていなかった)ので有難いですね。あくまで目安程度だとは思いますが。
ブレーキパッド消耗チェック
次はブレーキパッドの消耗チェックです。(SHIMANOのみ対応)
上述のローターチェックと同様に目安として使うには十分な機能ですね。
ローター修正
こちらはディスクローターの曲げを修正するツールです。
切り込みも深く、十分使える機能です。
ピストンプレス
ピストンプレス。
ディスクブレーキ車あるあるで、たまにホイールを外した状態でブレーキレバーを握ってしまい、ピストンが戻らなくなってしまうヤツ。
実際に使ってみましたが、問題なくピストンを押し戻すことが出来ました。
おまけ
5mm六角レンチの穴が開いています。
ここにレンチを挿し込んで、トルクをかけて回すことが出来ます。非常用って感じですね。
まとめ
いかがでしょうか。
ロックリング外しに、ローター修正、ピストンプレス。これだけでも工具が3つ必要なわけですが、NTL-5は見事に1つに集約されています。
画像真ん中のParktoolのピストンプレスは2000円するので、そう考えると3500円という値段はかなりお得ではないでしょうか。