まさかPRO400Hが廃番だなんで、、、このフィルムだけは最後まで残ると思っていましたが2021年の3月で姿を消すそうです。そんなPRO400Hのレビューと作例を。
「Fujifilm PRO400H」
今回紹介する「PRO400H」は富士フイルムが発売しているISO400の"プロ用"カラーネガフィルムです。
- 価格・・・★★☆☆☆(1300~1500円くらい)
- 入手性・・・☆☆☆☆☆(2021年3月をもって廃番)
- クセ・・・★★★★☆
特徴
忠実な色再現
PRO400Hは「第4の感色層技術」が採用され、従来は困難だった紫や黄緑などの微妙な色合いを忠実に再現できます。また、優れた粒状性でハイライトからシャドーまで滑らかな表現を得意とするフィルムです。
青味のある写り
PRO400Hを語るうえで必ず出てくるワードは「青味」でしょうか。自然な発色と共に、淡く爽やかな青味を感じる事ができます。
悲報!!ついに販売終了
2021年1月15日、まさかのPRO400H販売終了のアナウンスが・・・
いや、本当にこのフィルムだけは最後まで残ると思っていたよ(泣)
「生産効率の向上や経費節減など懸命なコスト吸収につとめて生産してまいりましたが、生産に使用する原材料の一部の調達が困難になった為やむなく生産販売を終了させていただきます。」
悲しいよね、あと何回この文章を目にするのだろうか。フィルムカメラブームは何処へ行ったの?
急いで買ってきた
Amazonや楽天などは軒並み売り切れ、ヨドバシは”取り寄せ”とネットでは手に入れるのは厳しそうという事で、カメラ屋さんに行ってきました。
こういう時に行きつけの、しかもフィルムを豊富に扱っているカメラ屋さんが近くにあって良かったと思ふ・・・
本ブログでも何回か紹介している、東急東横線の学芸大学駅にある三宝カメラさんで急いで買ってきました。
有難いことに、値上げはせず売られておりました。店員さんの話だと、いま入ってきている分で最終なのだそう・・・「また入手できれば販売しますが、今の所は分かりません。」と
これはリアル店舗でもネット上でも争奪戦になりそうですね・・・
作例
気を取り直して作例と行きましょう。
使用したカメラはほぼRollei B35です。(たまにLeica M4-P)
いずれも画角は40mm、現像はポパイカメラさんで「おまかせ仕上げ」です。
日なた
曇り・日陰
屋内・夕方・夜
いかがでしょうか。
個人的には青空と白い雲のコントラストがたまりません。どことなく青味がかる写りで何とも爽やかな印象を持ちます。夏の良く晴れた日に是非とも使いたい一本。日陰や室内では寒色寄りの仕上がりになります。ISO400なので頑張れば夜の撮影もこなせます。
終売に際して
何気に今まで撮ってきたフィルムの中でも、このPRO400Hが3番目に多い事が分かりました(笑 高くてもそれだけ好きで使っていたのか~と振り返りつつ、そんなフィルムが無くなってしまうのがとても残念です。
後継のフィルムも後継の推奨品も無い中で、今後どうやってこの色味を出そうか。悩ましく、寂しい限りです。