カーボンリム向け(アルミリムもOK)なハイエンドブレーキシュー、「FLASH PRO YELLOW KING」を装着してみたので、レビューしていきます。
さて今回は、ロードバイクのブレーキシューのレビューです。
SWISS STOPというメーカーをご存知でしょうか。
制動力に優れ、カーボンリム専用のブレーキシューで有名なブランドです。
値段は高価なものも多いですが、性能は抜群。上級サイクリストの中ではSWISS STOPユーザー数が多く、プロアマを問わずレース関係者御用達メーカーと言えます。
「FLASH PRO YELLOW KING」
今回レビューする「FLASH PRO YELLOW KING」はSWISS STOPのブレーキシューの中でも全天候対応タイプの「イエロー」と言われるものです。
SWISS STOPのブレーキシューは大きく分けて5タイプあり、カーボンリム特化型最強「ブラックプリンス」・カーボン(アルミも可)全天候対応「イエローキング」・アルミ専用ウェット特化型「ブルー」・アルミ用全天候型「グリーン」・オールラウンダー型「ブラック」に分けられます。確かブラックプリンスの順に値段がお高いはず…
今回購入したのは、イエローキングの一番上「FLASH PRO YELLOW KING」です。
主にカーボンリム向けですが、自分のホイールがアルミリムなのでこちらにしました。なんでわざわざこれを選んだのか?イエローでレーシーだし、拘りがあってカッコいいじゃないですか(笑
FLASH PRO YELLOW KINGをWiggleで見てみる
カーボンリム向け製品をアルミリムに使う点について
実際に使用している方が居たので、触発されて真似てみた訳ですが、互換性や効果について気になりました。交換して感想をツイートした所、なんとSWISS STOPさんからリプライが!!
Carbon pads on ally wheels do not make to much sense but good, they are DIN and EN approved for alloy rims as well.
— SwissStop (@swissstop) 2019年1月28日
Save rides
翻訳すると、「アルミホイールにカーボン用のパッドはあまり意味がありませんが、良いです。それらはアルミリムについてもDINおよびEN承認されています。安全なライドを。」
まぁ、大丈夫という事でしょう。「DINおよびEN承認されています」のDINはドイツ規格協会で、ENは欧州規格(European Standard、EN)の事を指すみたいです。規格を取り纏める組織のお墨付きという事でしょう。それにしても「Save rides」はグッときますね。
開封
シューを取り付ける際のネジも付属しています。
イエロー、カッコいいですね。
取り付け
SHIMANO 105に付属していた古いシューを外します。
両者を比較すると、シューの形状が若干違います。SHIMANOは真ん中が太く、先端に行くと細くなります。YELLOW KINGはリア側が太く、フロントは細くなっています。切り込みも傾斜がついてますね。
固定用のネジも違いますね。SHIMANOはプラスネジ、YELLOW KINGは六角ボルトです。
取り付け完了!!
見た目がだいぶ変わりますね。レーシングカーのブレーキパッドの様でレーシーな印象です。若干ですがYELLOW KINGの方がシュー本体の長さが長いみたいです。写真で後ろが少し余ってるのが伝わるかな…
交換完了
どうですか。イエローの刺し色が加わるだけで印象が大分変りますね。
乗ってみて
実際にSWISS STOPの「FLASH PRO YELLOW KING」を使用して感じた事は、明らかにストッピングパワーが増加しました。元々、愛車のMERIDA React400は初期装備だとブレーキの利きが弱い(Tektroのブレーキがダメダメ)ので、効果は感じやすかったのかもしれませんが、フロントを105に変更し、更にそこからシューをYELLOW KINGに変更してもなお制動力の増加を感じる事ができました。
ブレーキングの感触は、ねっとり・しっかりタイプでしょうか。
レバーの握り始めはジワジワと効いてくる感じ。シュー全体のゴムがねっとりリムにまとわりつくイメージ。強く握るorフルブレーキングはガッチリと止まることが出来ます。
ここが良いよ!!
- 制動力がすごい
- カーボン/アルミ両対応なので、ホール交換を頻繁に行う方はおススメ
- 見た目がカッコいいよね
ここがイマイチ
- お値段が高い (5000円近い)
という事で、軽く見てきましたが予算に余裕がある方、見た目を変えてみたい方おススメですよ。